『言い訳の奥にある声』

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『言い訳の奥にある声』

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宿題やってきた?家に忘れてきた?

「宿題やってきた?」

「…あ、持ってくるの忘れました」

このやり取り、
全国の教室で毎日のように繰り広げられてるんじゃなかろうか。

でも、僕は知ってる。
これが「忘れた」んじゃなくて、
「できなかった理由を、まだ言えない」
というサインであることを。

昔の僕もそうだった。

「ノート忘れました」

「プリントが見つからなくて」

「昨日はちょっと…体調が」

全部、うそじゃない。

でも、全部、本当でもない。

“言い訳の奥”にある、
ほんとの声は、

たぶん「やりたかったけど、負けた」なんだ。

スマホvs宿題、現場はいつも戦争です

最近の子どもたちには、
強大なラスボスがいる。

それが「スマホ」

通知が鳴る。

友達がLINEを送る。

推しの配信が始まる。

バトロワの試合が始まる。

TikTokで1分…のつもりが1時間。

宿題を開いたページの向こうで、
無限の誘惑がこっちを手招きしてくる。

「もうちょっとだけ」

「この動画だけ見たら」

「このガチャ引いたら終わり」

でも、終わらない。

動画の自動再生。

ゲームのログインボーナス。

深夜テンションのDM。

気づけば、時計は夜10時。

そこで、生徒は思う。
「今日はもう無理だな…明日から頑張ろう」

──うん、知ってる。
昨日の俺も、まったく同じこと言ってた。

戦ってるだけマシ。逃げてない証拠。

ある日、生徒がこんなふうに言った。

「やろうとは思ってたんですけど…スマホが気になっちゃって」

僕はその言葉を聞いて、
あぁ、こいつ、ちゃんと戦ってる
と思った。

やらなかったんじゃない。
やろうとしたけど、負けたんだ。

その差はデカい。

戦った人間は、次もまた戦える。

逃げた人間は、戦場に立つことすらできなくなる。

だから僕は言った。

「お前、逃げてねーよ。
ちゃんとやろうとして、負けただけだ。
だったら次、勝ちにいこうぜ」

親ができるのは、横に座ることだけ

保護者の方によく聞かれる。

「どうしたらやる気出るんですかね」
「うちの子、言い訳ばかりで…」

分かります。

でもね、言い訳って、
実は“自分を守る最後の壁”だったりするんです。

それを大人がバッサリ否定したら、
子どもはもう、何も言えなくなる。

だから、僕は聞く。
責めずに、横に座る。

「で、どうしたら次はやれそう?」
それだけで、生徒はふっと肩の力を抜く。

塾は“再起動”を支えるセーフゾーン

ヒーローズ西浦和校は、
「できなかったこと」を責めない塾です。

「どうすればまた始められるか」

「どこで止まったか、どう戻ればいいか」

そこに徹底的に寄り添います。

挑戦した結果の“失敗”なら、大歓迎。

それは、次に繋がる経験だから。

僕たちは、“再起動”のスイッチを一緒に探します。

次回予告:「あとまわし」は悪者じゃない

次回は、
「あとまわし」に隠れた“自分の信用”についてお届けします。

本当に変わりたいのに、
なぜ動けないのか?
その“モヤモヤ”の正体に迫ります。

そして、メルマガではもっとディープな話もお届け中。
リアルな現場の葛藤と、
教育の裏話、全部詰め込んでます。

「逃げていい。でも、戻ってこい。」
それが、僕のメッセージです。

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